初代小坂礼之

略　暦

’41　石川県金沢にて生を受ける。（10月５日生）
’57　瀧村彫刻所瀧村尚之師匠（実兄）の下へ弟子入り
’66　独立
　　　瀧村礼之彫刻所の開業
’67　瀧村礼之彫刻所を小坂彫房に改名
　　　瀧村礼之を小坂礼之に改名
’73　師匠と共に全国各地百貨店にて木彫展開始
’75　伝統工芸一位一刀彫展にて『三茄子の鈴』が入賞。
’85　小坂礼之一門木彫展の開催をを各地で開始
’87　芸術公論賞を受賞
　　　日本の美術各界注目ベスト20に選ばれる
’89　水上杏平賞を受賞
’90　個展、一門展を開催する中、長男（二代礼之）と共に親子展の開催
’97　志半ばで不治の病にて永眠
　　　享年五十五歳

初代小坂礼之は時代の先を見る人でした。
心が優しく曲った事の嫌いな実直な人でした。
自分の事は後にして周りの人の事を優先する人でした。
彫刻には貪欲で、常に良い作品制作を心掛け新しい事に挑戦し続けていました。
先代礼之は、私達に『彫刻の技と心』は勿論ですが、『人としての道』の多くを教えて下さいました。
私達は、この教を守り少しでも先代礼之の様な人に近づけるように努力して参ります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二代小坂礼之

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